2008年8月2日土曜日

POPFileを使ってみた

他のみんなは増加するダイレクトメールに対してどのように対応しているのだろうか?

ショッピング・サイトで買い物をするときにメールアドレスを登録すると思うが、そのときに捨てアドを使うのには抵抗がある。メールとはいえ契約書代わりだから、やはりメインのメールアドレスを登録すべきだと思う。

だけど買い物を続けていると、いつしか利用した店舗は膨大になり、ダイレクトメールの量が日増しに増えてくる。

Amazonはそれほどでもないが、楽●などは提携ショップから鬼のようなダイレクトメールが届く。最近ではそれを見極めて振り分け設定をするのも大変になってきた。

自分は自宅のメーラにEdMaxを使っている。フリー/シェア版があるが、自分はフリー版を使っている。フリー版でも大変高機能で、細かいところまでカスタマイズできるのが気に入っている。もちろん、振り分け機能も付いていて設定も簡単だ。

だが、最近このEdMaxの振り分け設定に限界があることに気づいた。振り分け設定で登録できる件数が200件までということだ。通常、200件も登録できれば十分だと思うが、ダイレクトメールの種類が多すぎる。先日、とうとうその限界を超えてしまった。

そこで、最初は何とか逃げ道がないかと、振り分け条件のOR設定で登録できるメアドを増やしてみたり、フィルタ機能(条件に合うものをサーバ上で削除する機能)を使ったりしてしのいでいたが、おそらくこれにも限界がある。今までのダイレクトメールの増加傾向を考えると、その限界は、多分、数ヶ月以内に訪れる。なにしろ、楽●の提携ショップ数は6万件を超えているのだ。

新たな策を講じねばならないとネットをさまよっていたところ、表題のPOPFileなるものに出会った。

ざっとPOPFileについて調べると、以下のような特徴がある。

1.ベーズ理論を基にした振り分け機能
2.トレーニングを行うことで振り分け精度が上がる
3.メールのプロキシとして動作(→メーラを選ばない)
4.フリーソフト
5.幾つかのプラットフォームで使用可能(もちろんWindowsも可能)

ベーズ理論?という聞いたこともない高尚な理論によってできているらしい。まずは頭より体で覚えるということでインストール。インストールは幾つかのサイトで既に紹介されているので、割愛。メーラの変更箇所は4箇所ぐらい。EdMaxの変更手順も公式ホームページで紹介されているので迷うことなく設定完了。

早速、サーバにあるメールをダウンロードしてトレーニング開始。
ここで問題発生、デフォルトで件名にバケツ(POPFileで振り分けするフォルダのようなもの)がタグ状に追加さている。これは見苦しい。
POPFileは、WEBブラウザから設定を変更できる。タスクトレイにある蛸のマークをダブルクリックで設定画面が立ち上がる。
「バケツ」タブで「件名の変更」のチェックを外すと件名が変更されなくなる。

最初の1回はトレーニング経験値ゼロの状態なので、全てunclassifiedで分類されている。ここから実際に振り分けのルールを教え込んでいく。といっても個別にメアドを登録するようなめんどくさい作業はない。取り込んだメールがどのバケツに入るべきかを選択するだけ。
楽●様のおかげでトレーニング材料には困らない。1日で100件近くのトレーニングをこなすことができた。

トレーニング結果を楽しみに2日目に突入。サーバからダウンロードすると、今度はある程度訓練されている。100件入ってきて、間違った振り分けは1件のみ。素晴らしい。なによりトレーニングにほとんど苦痛がない。きっと1週間もすればほぼ見極めてくれるのだろう。


これがベイズ理論の凄さか!今までチマチマとメアドで振り分けていたのが馬鹿らしくなってきた。
ところで結局、ベイズ理論ってなに?

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